音楽とお酒の幸せな出会い
レコードバー"ゲタ屋"の魅力に迫る
「ゲタ屋」は、音楽とお酒を愛する人々のための特別な空間。世代や音楽の知識を問わず、多くの人が心地よく楽しめるこのバーで、あなたもレコードの音に酔いしれてみてはいかがでしょうか?
- まず、「ゲタ屋」をオープンされたきっかけを教えていただけますか?
レコードとお酒が大好きなんです。趣味として楽しんでいたものがだんだん本格化して、今の形になりました。
- まさに「好きなことを仕事にする」という理想の形ですね。それがどんな経緯で今の形になったのか、とても興味深いです。音楽にはいつ頃から興味を持ち始めたのでしょうか?
小学5年生の頃ですね。友人の姉が洋楽好きで、その影響を受けたのがきっかけです。最初に買ったレコードはKISSのアルバムでした。当時はまだ音楽のこともよく分からない年齢でしたが、レコードを買うという行為そのものがとても新鮮で、記憶に残っています。
- 初めて手にしたレコードがKISSだなんて、すごく印象的ですね。そこから音楽にのめり込んでいく姿が目に浮かびます。「ゲタ屋」のコンセプトについてもお聞かせください。
レコードとお酒、そして「カッコ良すぎず、ダサからず」という雰囲気を大切にしています。3,000円もあれば、レコードを楽しみながら心地よく酔えるお店を目指しています。
― 3,000円で酔えて音楽も楽しめるなんて、コスパが素晴らしいですね。そのリラックスした雰囲気も、多くの人に支持される理由なのかもしれません。選曲についてはどのようなこだわりがありますか?
通常営業時はお客様の好みを探りながら選んでいます。たとえば、「この曲が好き」とおっしゃる方には、その流れで似たような雰囲気の曲を提案することが多いですね。
― お客様に対する細やかな気配りが感じられます。そんな日々の営業で、どんな時にやりがいを感じますか?
「レコードに囲まれて落ち着ける空間だね」と言ってもらえると、本当に嬉しいですね。お客様が心地よく過ごしてくださることが何よりです。
― 素敵な言葉ですね。お客様が居心地の良さを感じられるのは、オーナーのこだわりの賜物だと思います。イベントについても考えられているそうですが、どのようなことを予定していますか?
店内が狭いので大規模なイベントは難しいですが、お客様にDJをしていただいたり、外部のDJを招いたりする小さなイベントを企画したいと考えています。視聴会のような形式も楽しそうですよね。
― 店内の規模に合ったアットホームなイベント、とても楽しそうです。音楽好きの方がさらに集まりそうですね。一方で、音楽初心者のお客様もいらっしゃると聞きました。そうした方への対応はどのようにされていますか?
はい、来店される方の約2割が音楽初心者です。そんな方にも楽しんでいただけるよう、ヒット曲や時流に合った曲を混ぜながら雰囲気を作っています。お客様がリラックスできる環境を第一に考えています。
― 初心者から音楽に詳しい方まで幅広く楽しめるのは、音楽を広める上でとても素晴らしい取り組みだと思います。若い世代や音楽から遠ざかっている方も多いと思いますが、どのような体験を提供したいですか?
若い方にはアナログレコードの良さを知ってもらいたいですね。また、中高年の方には、昔よく聴いていた音楽を通して懐かしい思い出に浸っていただきたいと思っています。音楽をきっかけに、いろいろな世代がつながる場にできれば嬉しいですね。
― 世代を超えて音楽でつながれる「ゲタ屋」さんには、たくさんの可能性が詰まっていると感じます。今日は貴重なお話をありがとうございました!