池尻大橋の喫茶店「drip」

池尻大橋にお店を構える、喫茶店「drip」。味のあるビルの2階にあるdripは、一歩踏み入れると落ち着いた空間が広がります。決して分かりやすい立地ではないにも関わらず、メニューのこだわりやスタッフの人柄でファンの多いお店です。今回は、そんなdripの魅力とこだわりをお届けします。

― dripのコンセプトを教えてください。

現代的な喫茶店です。ネオ喫茶店、と私は思っています。

少し角度のあるメニューというか、普通のお店には無いようなメニューが多いんですよね。そば茶のパンナコッタとか。お客様にとって今までに食べたことのないものが多く、初めての機会として楽しみながら食べてもらうといった感じです。

もちろん普通のカフェで提供しているようなコーヒーやオレグラッセなどもあるのですが、そういったものも静かなこだわりの空間で楽しんで頂けます。

― コーヒーの他にも様々なメニューがありますが、特におすすめのメニューはありますか?

プリンは外せないですね!しっかりめのプリンなんですけど、固すぎず柔らかすぎず絶妙。かなりのプリン好きなお客様に食べて頂いた時は、「ちょうどいい!」とお褒めの言葉を頂きました!

実は私もスタッフとして働く前に食べに来ていて、ブレンドコーヒーとプリンが最高に美味しいと思っていたんです。

― プリンは1から作っているのでしょうか?

私もびっくりしたのですが、全てこのお店で作っているんですよ。

店長の一ノ瀬さんに鍛えてもらって、今は2人で作っています。最初の方は全然うまくできなくて、かなり難しいんです…汗

最近は限定メニューのパンナコッタも個人的にお気に入りです。もちろんこれも秘伝のレシピですよ!

― 季節に合わせたメニューもあるのでしょうか?

ありますね。季節の果物を使ったメニューなどを考案してご提供しています。今の限定メニューは、私もお気に入りのパンナコッタ。その前は、梨と巨峰のテリーヌがありました。今は年明けに向けたメニューを頑張って開発中です。

― メニューにもかなりの情熱を注いでいるようですね! お店の内装やデザインの方にはどのようなこだわりがありますか?

座る場所によって、違った雰囲気の空間が楽しめるようになっているんですよ。手前は一番天井が高くて、奥に行くと床が一段上がって。お店が手前から奥に行くにつれ、狭まっていくデザインになっています。

― なるほど。色々な所にこだわりが詰まっているんですね。

ちなみにdripの蛇のマークはグラフィックデザイナーのikki kobayashiさんにデザインして頂いたのですが、お店の長い空間が蛇の巣穴のようという事で、2匹の蛇がお店に絡みつくようなイメージになりました。

― 小川さんがお店で働いていて、嬉しかったエピソードや特別な思い出はありますか?

よく覚えているエピソードが2つあって。

一つ目は、私がお友達と遊びに行く前に時間が空いて、お店に寄ったとき。普通にコーヒーを飲んで過ごして出かける時に、一ノ瀬さんが「これからどうされるんですか」って話しかけてくださって。

私は「友達とお出かけしてきます」って。他愛もない会話なんですけど、お客様がふらっと来て会話できるお店っていいな、って思いました。雰囲気も良いですし、それがお店で働きたいと思ったきっかけでもあります。

二つ目は、私も仕事に慣れてきて、一人でお店をまわせるようになってきて。カウンターのお客様とお話して仲良くなる事もあるんですけど、お客様に「りささんと話したいから来ている」と言って頂けた事。一つ目のお話と繋がるのですが、私もお客様側から一ノ瀬さん側になれたんだなって嬉しく思いました。

― それは嬉しいエピソードですね! お客様の時に感じていた事を、お店のスタッフとしてご提供できるようになったのですね。 お店にいらっしゃるお客様はどのような方が多いですか?

変わった場所にあるという事もあり、ふらっと立ち寄るお客様よりは、お店目的でいらっしゃる方が多いですね。インスタグラムで知って頂く方も多いです。実はインスタの写真は私が撮っています笑 撮り方にもこだわっていて、「写真を見て来ました」と言って頂けると本当に嬉しくなります。

― お店で着ているユニフォームにもこだわりはありますか?

普段はラフに、dripオリジナルのTシャツにエプロンを着けています。
今日の撮影ではユニフォームを着させて頂いたのですが、お店の雰囲気にも合っていて、普段から着てみたいなって思いました。
普段がTシャツベースのラフなスタイルなので、シャツを着てみると気持ちがビシっとしますね。これでコーヒーを入れたいです。

あとは色のあるエプロンも取り入れてみたいですね!今着ているTシャツが黒なので、ここに色のあるエプロンを組み合わせてみたいです。普段短めのエプロンを付けているんですけど、今日みたいな長めのエプロンもいいなって思いました。

- お店の今後についてアイデアや展望はありますか?

他のお店では出逢えないものに出逢える、というところが素敵なお店だと思うので、私自身も素敵なものに出逢っていけるようなお店にしていけたらと思っています!

- 最後に、dripを一言で表すとしたら、どんな言葉がぴったりだと思いますか?

うーん、難しいですね・・!すごく難しい笑 センスが問われますね笑
このお店には優しさと刺激の両方があるので・・・優しさと刺激のブレンド、かな?
これから夜はお酒の提供もしていく予定なので、是非優しさと刺激を楽しみにご来店ください!

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  • drip ikejiri

    営業時間:
    [月・木・金] 14:00~20:00
    [土・日・祝] 12:00~20:00

    定休日:
    火曜日、水曜日

    営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。INSTAGRAMでも告知しております。

    >INSTAGRAM

drip staff

  • 一ノ瀬 遼 さん

    個性的なメニューの数々は、drip店長の一ノ瀬さんによる考案。日常的なメニューも、細かなこだわりとアレンジで個性的に仕上げます。
    モデル業もこなしており、各種メディアで顔を見かける事も多数。
    暖かな人柄と笑顔でお客様をお迎えしてくれます。

  • 小川 莉咲 さん

    優しいトークが穏やかな気持ちにしてくれる小川さんは、お話目的でご来店される方も多数。実は元サッカー部で、スポーツが得意という意外な一面も。
    こだわりの落ち着いた空間で、コーヒーと共にお話を楽しんでみて。